旧志免鉱業所竪坑櫓

旧志免鉱業所竪坑櫓

福岡と言えば炭鉱、炭鉱と言えば筑豊と大牟田…と想像しがちになるが、福岡市のすぐお隣、福岡空港の東側にも炭鉱町があった。糟屋郡志免町は昭和39(1964)年に閉山した糟屋炭田の炭鉱の一つ「志免炭鉱」で栄えた土地。街の中心市街地の一画に今も志免鉱業所跡地があり、黒ずんだコンクリート建ての見た目にも異様な竪坑櫓を目にする事ができる。

昭和18(1943)年に完成した高さ約48メートルの竪坑櫓は福岡県で最も有名な廃墟の一つであるが、れっきとした国指定重要文化財。その近くには炭鉱の斜坑口も保存され残っている。安全確保のために竪坑櫓を中心に周囲十数メートルにフェンスが設置され無断侵入を拒んでいる。周囲は広大なグラウンドと町営の福祉施設「シーメイト」がある。海に面してもいないのにシーメイト。志免町の地名からネーミングを取っているのがバレバレである。

明治22(1889)年に志免鉱業所の前身となる新原採炭所が設立されてからの歴史を誇り、明治・大正・昭和の時代に石炭の掘削が行われ日本の近代化を担ってきた存在。この竪坑櫓や隣り合う寂れた商店街なんかを見ると、一つの時代が終わった的な寂寥感を感じずには居られないのだが、志免町自体は福岡市のベッドタウンとなっていて人口増加が進んでおり、町制を敷いているにも関わらず人口は約4万5千人もいる。

糟屋郡志免町

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